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#ブラジル音楽
[2024.4]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」 ㊺】 『Jota.pê – Se o Meu Peito Fosse o Mundo』
文:中原 仁 ジョタ・ペー(Jota.pê)は、ジャヴァン、レニーニなどの音楽DNAを受け継ぐ新世代のシンガー・ソングライター、ギタリストだ。 ジャヴァンはアラゴアス州マセイオの、レニーニはペルナンブーコ州レシーフェの出身。ジョタ・ペーも北東部生まれかと思いきや、サンパウロ市の衛星都市、オザスコ出身。でも彼の音楽は、バイーア~北東部を基軸にUSAブラック・ミュージックにも呼応する、アフロ・ブラジリアンMPBだ。2024年3月、入魂のセカンド・アルバム『Se o Meu
[2024.4] アフロバイーアの歌姫、シェニア・フランサ(Xênia França)初来日! 〜 「KYOTOPHONIE ボーダレス・ミュージックフェスティバル」開催迫る!
文:編集部 昨年4、5月にサリフ・ケイタ、ルカス・サンタナを突如招聘し、ワールドミュージック(グローバルミュージック)ファンをざわつかせ、喜ばせた「KYOTOPHONIE ボーダレス・ミュージックフェスティバル」。 そして昨年秋には天橋立で、ブラジルからシコ・セーザル、ルエジ・ルナを招聘、ブラジル音楽ファンには堪らないフェスだったことも記憶に新しい。 2年目を迎える今年は、なんとブラジルからシェニア・フランサが初来日する! カタルーニャからジプシー音楽の新たなサウン
[2024.2]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」 ㊸】 Zé Ibarra, Dora Morelenbaum, Julia Mestre 『Live at Grasshaus』
文:中原 仁 現在、ファースト・アルバム『SIM SIM SIM』のサイクルを終える国内ツアー中のバーラ・デゼージョ。“活動停止”、“解散” とは名言していないが、これがファイナル・ツアーで、4人のメンバーはソロやバンドの活動に戻るのだろう。そうなることは漠然と予期していたので、メンバーの一人(ルーカス・ヌネス)を欠いた編成ながら昨年、初来日が実現し、FESTIVAL FRUEZINHO2023で繰り広げた素晴らしいライヴ・パフォーマンスを生体験できたことは大きな喜びだっ
[2023.12]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」 ㊶】 Aguidavi do Jêje 『Aguidavi do Jêje』
文:中原 仁 80年代のオロドゥン、90年代のチンバラーダから随分と間が空いたが、バイーア発のパーカッション・アンサンブルによる新機軸の音楽が登場した! パーカッション奏者、ルイジーニョ・ド・ジェージ(Luizinho do Jêje)が率いるグループ、アギダヴィ・ド・ジェージ。結成から15年を経て2023年11月にファースト・アルバムを、デジタルとアナログ盤でリリースした。 ルイジーニョ・ド・ジェージは、故レチエリス・レイチ(Letieres Leite)が率いたオ