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#ラティーナ
[2022.7]最新ワールドミュージック・チャート紹介【Transglobal World Music Chart】2022年7月|20位→1位まで【聴きながら読めます!】
e-magazine LATINA編集部がワールドミュージック・チャート「Transglobal World Music Chart」にランクインした作品を1言解説しながら紹介します! ── ワールドミュージックへの愛と敬意を込めて。20位から1位まで一気に紹介します。 20位 Vigüela · A la Manera Artesanaレーベル:ARC Music [6] 19位 Vieux Farka Touré · Les Racinesレーベル:World Cir
くちずさめる音楽を遺したい ⎯⎯ 新ユニット「ジュス(笹子重治+ゲレン大嶋+宮良牧子)」の活動をスタートした笹子重治とゲレン大嶋にきく
インタビュー・文●佐藤英輔 ギタリストの笹子重治と三線奏者のゲレン大嶋の出会いは、30年前の沖縄に遡る。飲み友達になった二人だったが、コロナ禍を引き金にソングライターのユニットを結成。そして、ゲレン大嶋と一緒のグループにいた石垣出身のシンガーである宮良牧子がそこに加わり、ジュスは結成された。早速仕上げられたデビュー作『サガリバナ~島をくちずさむ Vol.1』には沖縄に対する思慕を介しての得難いメロディと歌唱と演奏が付帯し、聴く者をもう一つの地へと誘う。そんな確かな訴求力を
[2022.7] 【映画評】 『マルケータ・ラザロヴァー』 ⎯ チェコ映画史上最高傑作の異様なエネルギーと自由で過剰な表現を味わい尽くせ!
『マルケータ・ラザロヴァー』 チェコ映画史上最高傑作の異様なエネルギーと 自由で過剰な表現を味わい尽くせ! 文●圷 滋夫(映画・音楽ライター) 1998年、チェコの映画批評家とジャーナリストを対象に行われた調査で、チェコ映画史上の最高傑作が選出された。それが1967年に制作され、日本では初めての劇場公開が始まったばかりの本作『マルケータ・ラザロヴァー』だ。原作はヴラジスラフ・ヴァンチュラによる1931年のベストセラーで、チェコスロバキア(当時)の国家文学賞を受賞した同
[2022.7]【アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い㉖】 革新の一作、実は伝統的サウンドに合わせて着想 ⎯ 《Chega de saudade》
文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura 1958年、女王的な存在だったスター歌手エリゼッチ・カルドーゾの新アルバム『Canção do amor demais(溢れる恋の歌)』の中に収録されたジョビン作曲&ヴィニシウス作詞による「Chega de saudade」は、これを境に急速に広まっていく新しいボサノヴァと呼ばれるムーブメントの皮切りの曲だとも位置付けられる存在です。 この歌とともにその後大きく注目される