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Web版 2021年12月

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2021年12月に新規にアップした記事のみが収められているマガジンです。こちらでアーカイブ記事は読めませんので、アーカイブ記事も購読するには定期購読マガジンの「ラティーナ」(月額… もっと読む
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#音楽

【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い⑬】暗い元歌を明るいものに変えてしまった美女 — イパネマの娘 —

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura ※こちらの記事は、1/5(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  シコ・ブアルキとトン・ジョビンの作品についての中村安志氏の大好評の二つの連載ですが、今回はトン・ジョビン、今年の締めに、いよいよボサノヴァ最高の有名曲です。両連載は新年もまだまだ続きます。ご期待くださいね。(編集部)  「見ろ、なんて最高に美しい/愛嬌でいっぱい/あの

[2021.12]【連載シコ・ブアルキの作品との出会い⑮】キリストの名を持つ、シングルマザーの息子 — Minha história

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura ※こちらの記事は、12/29(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 中村安志氏の連載は「シコ・ブアルキの作品...」と「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品...」を交互に掲載中です。今回は暑いブラジルのクリスマスの、ある現実を歌った名曲。(編集部)  クリスマス・シーズン。今回は、キリストの名にちなんだ曲を1つ、ご紹介します。  

[2021.12] ウルグアイの新星、ナイール・ ミラブラット。その頭脳、 マルティン・イバラの音楽キャリアを知るための特別インタビュー

文●宇戸裕紀  2021年、衝撃のルベン・ラダの初来日で大いに盛り上がったウルグアイ音楽シーン。その新世代を代表する存在に2021年、一躍躍り出たのがMartin Ibarra(マルティン・イバラ)率いるNAIR MIRABRAT(ナイール・ミラブラット)。ピッポ・スペラ、ウーゴ・ファトルーソ、ハイメ・ロス、エドゥアルド・マテオといったマエストロたちの足跡を現代的な視点から見事に昇華したカンドンベ・ジャズのマスターピース『JUNTOS AHORA』は多くのリスナーたちを

[2021.12]【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い⑫】サンバの殿堂の丘に登ったジョビンのピアノ- O piano na Mangueira

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura ※こちらの記事は、12/22(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 中村安志氏の「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い」、「シコ・ブアルキの作品との出会い」の2連載を交互にアップしています。ブラジルで最も人気も高い2人の音楽家の作品を、外交官としてブラジルに長く滞在した中村安志氏が曲の成り立ちから、社会的背景に至るまで詳しく

[2021.12]最新ワールドミュージック・チャート紹介【Transglobal World Music Chart】2021年12月|20位→1位まで【聴きながら読めます!】

 e-magazine LATINA編集部がワールドミュージック・チャート「Transglobal World Music Chart」にランクインした作品を1言解説しながら紹介します! ── ワールドミュージックへの愛と敬意を込めて。20位から1位まで一気に紹介します。 20位 Australian Art Orchestra, Daniel Wilfred, David Wilfred, Sunny Kim, Peter Knight, Aviva Endean · H

[2021.12]【シコ・ブアルキの作品との出会い ⑭】貧富が同居するリオの街で — Estação derradeira

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura ※こちらの記事は、12/18からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 お知らせ●中村安志氏の原稿の方は編集部に順調に送られてきているのですが、担当編集部員の都合により、掲載がしばらく途切れてしまいましたことを深く、深くお詫びいたします。大好評連載「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い」についても、今後まだまだ素晴らしい記事が続きます

[2021.12]「沖縄からの風 コンサート2021」 ライヴレポート

文●東 千都 写真●ほりたよしか 写真提供●株式会社よしもとミュージック  朝晩冷えてくるようになった11/24、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で「沖縄からの風コンサート2021」が開催された。沖縄と深く関係する宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディアの3人によるプロジェクト。沖縄民謡や、沖縄のポップス、そして彼らの持ち歌によるコンサートだ。  10/23に沖縄からツアーが始まり、今日の渋谷が7公演目である。コロナ禍で沖縄に行きづらい中、沖縄からの風を各地に届

[2021.12]現代ウルグアイ音楽事情(後編)

文●谷本雅世 texto por Masayo Tanimoto (PaPiTaMuSiCa)  前編では現代ウルグアイ音楽の主に男性アーティストについて紹介してきた。後編では現在も活躍中のベテランから新人にいたる新旧女性アーティストについてご紹介していきたい。ブラジルとアルゼンチンの両大国に挟まれた南米の小国ウルグアイでは様々な音楽が絶妙に交じり合い、影響を受けながらも独自の進化を遂げてきている点についてもその中で特筆したい。歌手や演奏者たちは、自身の国のアイデンティティ