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[2021.02]ホンジュラスからの小さなニュース〜ギジェルモ・アンダーソン空港誕生!
ホンジュラスの友人から久しぶりに連絡が来た。 2016年8月6日、ホンジュラスの彼の故郷ラ・セイバで甲状腺癌で亡くなった故ギジェルモ・アンダーソンのマネージャー、MAX氏からだった。2月26日が、ギジェルモの誕生日で、ギジェルモの未発表音源があったのでspotifyでこの日に発表したので聴いて欲しい、とのことだった。曲は、ホンジュラス出身で世界的に活躍したオラシオ・G・カルダルソの「行ってしまう
もっとみる[2021.02]「ラ米乱反射」電子版 第7回 ラ米情勢とバイデン米政権
「ラ米乱反射」電子版 第7回
ラ米情勢とバイデン米政権 ボリビア経済モデルに注目
文●伊高浩昭(ジャーナリスト)
▼地域概観展望
ラ米の21世紀第3・10年紀(2021~30)を俯瞰的に予測すれば、保守化・右傾化がますます進むだろう。中国の台頭で米中関係は尖鋭化し、米国は中国のラ米進出に一層神経を遣い、対中関係の緊密なラ米諸国には厳しい態度で臨むことになるだろう。また欧米といざこざの絶えない
[2021.02]斎藤充正、アルゼンチン・ステーキを焼く
文と写真●斎藤充正
[著者プロフィール] 斎藤充正 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。
アルゼンチンといえば
[2009.10]おうちでラめし エンパナーダ
本稿は、月刊ラティーナ2009年10月号に掲載されたものです。
奥深いラテンアメリカ各国の料理を
自宅で味わおう、というその名も「おうちでラテンめし」。
本日のメニューは……
アルゼンチン風ミートパイ エンパナーダ
「おうちでラめし」の4回目はアルゼンチン風ミートパイ、エンパナーダをご紹介します。
アルゼンチンは移民の国で、スペイン系、イタリア系の移民が数多くいる国。なので、パスタやピ
[2021.02]《ニュース》コロン劇場が「ピアソラ生誕100周年記念コンサート」で3月5日いよいよ再開!!!
LA NACION紙のニュース:編集部
コロナ・パンデミックの影響で約1年間閉鎖されていたコロン劇場が、3月5日に開場する。閉鎖以来数本のストリーミング制作が行われただけで、残りの活動は、webプラットフォームでのアーカイヴ資料を使って展開するだけだったが、いよいよ3月5日からアストル・ピアソラの生誕100周年を記念したライブ・ミュージックを5日から20日まで行う。コロン劇場と言えば、アルゼン
[2021.02]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ⑦】レモングラスとレモン ―甘い香りを思い出してポーンペイ島で待ち続けた女性のうた―
文●小西 潤子(沖縄県立芸術大学教授)
前号(2021年1月号)では、チューク環礁の高校生が20年くらい前に作った ≪Cry≫(別称≪50 plus 1≫)という歌をご紹介しました。さわやかな長調のメロディ、C-A-F-Gのコード(I-Ⅵ-Ⅳ-Ⅴ)をレゲエのリズムで刻んだ曲です。素朴な歌詞をよく読むと、クラスメート51人の1人が夏休みを境に去ったというニュースを知って、「僕は赤ん坊を亡くした母